管内カメラ 排水配管、下水道管の水漏れ詰まりの原因調査カメラ作業
・トイレ、キッチン、洗面所、お風呂、などから流した水が屋外排水マスや雑排水管に流れてない。
・お家の排水配管に水を流すと屋外の地面が濡れてくる。
・トイレや台所、浴室、洗濯機、洗面台などの水を流してもすぐ詰まる。
・排水管のパイプクリーニングをしてもその時はよく流れるがすぐに詰まってくる。
・マンホールのふたを開けると排水マスや汚水マスに土がいっぱい溜まっている。
・排水配管から泥や砂利がいっぱい出てくる。
・地面の土が陥没して下がってきて排水配管がむき出しになってきた。
特にパイプ管内をパイプクリーニングしても、数か月したらまた泥や砂が溜まり、
それが原因でまた詰まるなどの症状は管内でトラブルが発生している。このように原因が特定できずに、清掃しても一時しのぎにしかならない場合など、
原因を調査する方法があります。こちらは 管内カメラ 排水配管、下水道管の水漏れ詰まりの調査カメラ作業 の説明ページになりますので
参考の一例にしていただければ幸いです。
管内カメラによる排水配管、下水道管の水漏れ詰まりの調査カメラ作業
管内カメラ調査作業例
- 排水マスから排水パイプが抜けて地中に汚水が水漏れし流れて行っていた例
- パイプの勾配不良による頻繁な詰まり、排水マスからパイプがずれていた例
- パイプの破損、勾配不良のためトイレットペーパーの塊が詰まっていた例
- 詰まり解消後管内カメラによる地中に埋まっている排水マス探し
- トイレ排水配管が頻繁によく詰まり、詰まりが一時的に解消するがまたすぐ詰まる例
以下に細かい内容を記載しています。
部分的に知りたい場合は上記項目をクリックしていただけましたら詳細まで移動します。
管内カメラによる排水配管、下水道管の水漏れ詰まりの調査カメラ作業
よく詰まる原因など調査するための手段ですが、
![管内に溜まっていた油の塊](https://aquadr-tsumari110.com/wp-content/uploads/2018/02/PICT0155-2-e1519640744568.jpg)
管内カメラ調査作業 です。
管内カメラで排水配管や雨水管、会所などの不具合を調べて行きます。
管内カメラによって原因が発見されることによって得られるメリットですが、
・原因が特定できたのでそれに対しての対策ができやすい。
・原因がわからない場合、広範囲による設備修繕工事で対応するのを部分修理で済ませれる場合がある。
特に 原因がわからない場合、広範囲による設備修繕工事で対応 するのに対して、
部分的な修理作業でピンポイントで不具合の部分を改善できることがあります。
管内カメラで調査作業をすることにより、
排水マス、雨水桝、会所、排水配管、下水道管、雨樋等パイプや桝などの
詰まり、溢れ、悪臭、逆流等トラブルの原因を特定します。
管内カメラ調査作業例
管内カメラで調査作業することにより、
なぜこのようなトラブルが起こっているのか? を特定していくのですが、
その一例を紹介していきます。
排水マスから排水パイプが抜けて地中に汚水が水漏れし流れて行っていた例
こちらは建物自体が川のほうに建っていたため、
10mほどの高さの石垣があり、そのちょっと横に建てられていた建物なのですが、
排水管を通って流れて行く水が、
なぜか地中に染みて、下のほうへ垂れ流している状態でした。
管内カメラで調査したところ不具合の原因が特定できました。
(下の動画参照)
いかがでしょうか?
どういうことかと言いますと、画像1分10秒ぐらいの場面で、
腕の手首まで下の土にめり込んでいっているのがわかると思います。
そもそも排水マスに手を入れても、
本来なら排水マスと排水パイプがつながっているので排水マスの底に手が当たるか、パイプの底辺に手が当たるぐらいです。
ですが、こちらの動画では腕が手首まで地面にめり込んでいき、流れている水も下に垂れて行っている状態です。
この手を入れた部分の排水マスに接続されているはずのパイプが抜けて、隙間ができてその隙間に手首まで入る溝ができ、汚水がその隙間から地面に浸透していっていることが分かりました。
最終的にはこの調査をもとに部分補修し解決することになるのですが、
屋外のメインラインの排水配管だったため、
ほとんどのお家からの汚水が地中に漏水状態だったようです。
また地面が土ではなくコンクリートだったため外見からはわかりませんでしたが、
地面が土や砂、砂利でしたらこの排水マスの周辺は地面が下がって陥没していたかもしれません。
パイプの勾配不良による頻繁な詰まり、排水マスからパイプがずれていた例
次の例ですが、お家のトイレを流すと頻繁に詰まるようになったとの事で連絡があった時の例ですが、
トイレの便器から水を流すと溢れそうになります。
また、屋外の排水マスを開けてみてみてもこちらも汚水が地面に溢れそうになっていました。
どうも自然に詰まった感じがせず何か排水設備に不具合が生じているような感じがしたので
原因の調査をしてみることにしました。
管内カメラで調査したところ不具合の原因が特定できました。
(下の動画参照)
いかがでしょうか?
どういうことかと言いますと、画像25秒ぐらいの場面で、
パイプがコンクリートマスの底よりも下に下がっているのがわかります。
また、パイプが下がっているというよりはパイプが排水マスの芯からズレている、
という感じで隙間が中途半端なために、
流れてきた水だけが地中に浸透していき、トイレに流したトイレットペーパーは隙間を通って地中に流れることなく、隙間に引っかかって、その引っかかったトイレットペーパーにまた流れてきたトイレットペーパーが引っかかっていく。
これでは清掃しても清掃しても根本的な原因は解決しませんので頻繁に詰まり、詰まりを解消しても一時的な事でまたすぐに詰まってしまう。
こういう悪循環を繰り返している状態と思われます。
またコンクリート排水マスの下にはコンクリート排水マスを支える土や砂が地中に詰まっているはずなのですが、頻繁にパイプから流れてきた水が地中に水漏れするためにコンクリートマスの下の土が水と一緒に流れて行きスカスカになっています。
排水設備の補修をせずにいれば時期コンクリートマス周辺の土も下がり、さらにパイプやコンクリート排水升自体も沈んでいけばさらに悪循環になっていきます。
パイプの破損、勾配不良のためトイレットペーパーの塊が詰まっていた例
次の例ですが、こちらも高圧洗浄作業をしたときは機嫌よく流れてくれていました。
ただ、手前のパイプの勾配が悪いのはこの時点でわかったことなのですが、
勾配が悪い部分はお家の手前なので、トイレの水や浴室の湯船のお湯を流すと
手前のほうの勾配不良なので水量で押して流せていた感じでした。
しかしどうもトイレットペーパーを流すと排水配管や排水マスの水が通常より溜まり気味になるので、おかしいな ということで調査カメラで管内を調査してみました。
管内カメラで調査したところ不具合の原因が特定できました。
(下の動画参照)
いかがでしょうか?
どういうことかと言いますと、画像30秒ぐらいの場面で、
パイプの上側にトイレットペーパーや排便が固まっているのがわかります。
手前の勾配不良はお家の手前のほうなので水量で押せているようなのですが、
パイプの上側のみにトイレットペーパーや排便が固まって詰まりかけているのが不思議でした。
普通は下側で固まったり、引っかかったりが詰まりの原因になり、
お家でトイレやキッチン、洗面所、お風呂から水を流すとゴポゴポと音が鳴ったり、
屋外の排水マスから溢れだしたり、
詰まりきってしまうとお家の中のトイレやキッチン、洗面所、お風呂で水が溢れてきたり、逆流したり、屋外排水マスから全部あふれ出たし悪臭がしだしてから気づいたりします。
ですが、今回は上側でのトイレットペーパーと排便の塊です。
とりあえず調査カメラで調査をしつつ高圧洗浄作業してみることにしました。
排水配管高圧洗浄作業後
いかがでしょうか?管内きれいに清掃できましたが、
どういうことかと言いますと、画像16秒ぐらいの場面で、
パイプの上側に亀裂が入っているのが見えると思います。
その上側の亀裂部分から木の根が侵入してその木の根にトイレットペーパーと排便が引っかかり固形化していったようです。
またその奥もその関連で詰まりかけいたのですが、その部分を高圧洗浄作業で除去することにより、
手前の勾配不良もだいぶましになりました。
清掃しても一時的に改善するので詰まりが解消するのですが、実はパイプの上部分に亀裂があり、その亀裂から木の根が侵入しまた同じようにトイレットペーパーと排便が引っかかっていくので、
高圧洗浄作業で木の根を切り取りパイプ内の詰りを除去しました。
そのため当分は詰まることなくトイレやキッチン、洗面所、お風呂の水を流しても大丈夫です。
また、修理部分もパイプの亀裂部分の周辺の対応で改善します。
詰まり解消後管内カメラによる地中に埋まっている排水マス探し
次の例ですが、どこかしらの排水配管が詰まり排水マスから汚水が溢れ出てくる状態だったのですが、
詰まっていると思わる部大体の位置に排水マスがありません。
排水マスと排水マスが直線上にある訳ではなく、普通このあたりに排水マスがあるはずなんですが、
とりあえずは高圧洗浄作業で通観作業をし、大体詰まっていた場所に、
排水マスが地中に埋まっていている可能性が高く、
また、発見しておくことにより、次に何か詰まりトラブルがあった時にしっかり清掃できるように
管内カメラを使用し地中に排水マスが埋まっているか調査カメラで調査作業をしました。
管内カメラで調査したところ地中に埋まっている排水マスのだいたいの位置が特定できました。
(下の動画参照)
いかがでしょうか?
どういうことかと言いますと、画像30秒ぐらいの場面で、
調査カメラを入れたその先に合流している会所マスがあるのがわかります。
家の外にあるすべての会所桝、雨水桝、排水マスに管内カメラを入れて埋まっていると思われる排水マスなどの調査作業をしていました。
そして、やはり地中に排水マスが2ヵ所ほど埋まっていたようでした。
地中に埋まった排水マスの掘り出し作業
![地面の土を掘って発見した排水マス](https://aquadr-tsumari110.com/wp-content/uploads/2016/09/DSCF9860-300x200.jpg)
地面の土の下になぜ排水マスが埋まっているのか不思議でした。
位置的に木が植えられているほぼ真下だったのでわざわざこんな位置に排水マスを設置しません。
こちらのお家の方にこのことを伝えると、、
土を盛って木を植えた らしいのです。
どうやらお家のご主人さんが昔木を植えられたらしいのです、
ただ場所が悪すぎました。
そういう訳でスコップで管内カメラで調査した大体の位置を掘ってみると、、
木の下あたりから排水マスが出てきました。
さすがにこれは土をだいぶ盛られているのと、木の真下だったので管内カメラを使用しないと見つけられませんでした。
今後排水配管の詰りが発生した時など、この排水マスからも掃除したりできるように排水マスの周りの土を取り除いて目視できるようにしておきました。
これで次からは排水マスの詰まりトラブル時に対応できるようになりました。
トイレ排水配管が頻繁によく詰まり、詰まりが一時的に解消するがまたすぐ詰まる例
次の例ですが、トイレの詰まりが酷かったので一時的にはトイレの詰まり解消作業で水を流すと流れるのですが、
トイレットペーパーなど流していくと次第に、ゴポゴポと音が鳴り、便器内の水位が上ってきて溢れそうになります。
溢れそうになるとまた解消作業をするのですが、すぐに詰まります。
トイレ排水配管の管内で固形物がひっかかり詰まっている 可能性があります。
そういう訳で、あまりに様子がおかしいのでトイレの排水配管で不具合が起きている可能性が高いためトイレの様式便器を床から外しました。
そしてトイレの便器を外して露出したトイレ床の排水口に管内カメラを入れてトイレの排水配管内を調査してみました。
管内カメラで調査したところ不具合の原因が特定できました。
(下の動画参照)
いかがでしょうか?
どういうことかと言いますと、画像20秒ぐらいの場面で、
トイレットペーパーが流れずに引っかかっている状態です。
その引っかかりの原因はどうやら配管内にある石 のようです。
石が大きいのと、ほかにの管内に侵入してしまっている土や泥、砂利なども取りだすために、
大型吸引車両で吸い上げてトイレ排水配管内から吸引作業をしました。
吸引中はトイレ排水配管内からじゃりじゃりじゃり、がらがらがら と音がしていたので、
どうやら排水配管が劣化しているか抜けているようです。
トイレ排水配管詰まりの吸引作業後
いかがでしょうか?管内はきれいに清掃できましたが、
どういうことかと言いますと、画像10秒ぐらいの場面で、
トイレットペーパーは除去できましたが大きい石が残っているのが見えると思います。
また、やはりトイレの排水配管が劣化かパイプが抜けかけているため、
大きいしいが侵入したのでしょう。
ただ、この石が配管の管内に収まる大きさでなく、大きすぎるために排水配管ないで引っかかったまま動きません。
また、もしこの石を除去できたとしましても劣化部分はそのままですので遅かれ早かれまた大きい石が侵入し詰まったり、砂や砂利、泥などが侵入し、またトイレが詰まってしまうのは明らかです。
これはいくらトイレの詰まりの除去作業をしてもいたちごっこになってしまうので、
トイレ排水配管を新しく引き換えて対応して無事に流れるようになりました。