大阪府豊中市/下水コンクリートマス補修工事/穴,底の修理
先日の豊中市での詰まりの調査カメラ作業の現場ですが、原因としては汚水が流れてくる各会所マスがコンクリートのため、年数劣化によりパイプの勾配、升自体の破損で穴が空いたりしたためそこから汚水が地中に水漏れしたために起きた不具合だと思います。
コンクリート排水マスが詰まったり、地盤が陥没する理由
上記の図のようにコンクリートマスが劣化してくると開いた穴から各配管を通って流れてきた汚水がマスの穴を通って外に流れ出し流れ出た汚水は地中に浸透していきます。
その際に流れて行った汚水と一緒に会所桝周辺の土ごと一緒にどこかに流れて行ってしまうので、マスやその配管の周りの土がなくなり、パイプを支えていた土がなくなるのでパイプ自体が下がってしまいます。
そうなってくるとコンクリートマスと落ちたパイプとのズレが生じた部分にトイレットペーパーやゴミなどが引っかかりその部分にどんどん引っかかっていき水の流れが悪くなり最終的に詰まってしまう。という症状が起きます。
今回の詰まりの原因もそのような感じでした。
ただ、お話を聞いていてコンクリートマスの補修工事をしっかりしないといけないなあと思た点ですが、
2、詰まってしまい行き場のなくなった汚水がコンクリートマスの空いた穴から流れ出していきます。
3、流れ出した汚水が、雨水桝の会所にも穴が空いて劣化していたようなのでその部分に流れ込み雨水桝に侵入。
4、雨水桝から雨水管を通して汚水が流れて行きますが、その流れ先が普通の道路脇の側溝に流れる。
5、外の側溝になぜか汚水が流れてくる現象が発生。。
結果路上の脇の側溝から汚水が溢れてくる。
結構大変だったみたいです、、
コンクリートマス補修工事
そういう訳でコンクリートマスの補修工事です。
水を流してマスを洗い流します。
その後部分的にコンクリートをはつったりして砕けたコンクリートが流れて行かないように掃除も並行して修理を進めていきます。
特にマスとパイプのズレた部分の補修ですが、引っ掛かりなどなくスムーズに汚水や汚物が流れやすくなるように調整していきます。
底や脇に開いた穴も補修していきこれで地中に汚水が流れて行きにくくなりました。
このままほっておいてもどんどん開いた穴から地中に汚水が浸透しパイプが下がっていき勾配不良が進むだけです。
なので完全に勾配が元の通りに戻る。という意味ではかないませんが、今後悪化していく予防。突発的な詰まりトラブルは以前よりは改善されています。
ちょっと底が深めだったのでかがんで修理はできなかったのでうつ伏せになって劣化部分の補修をしていました。
とりあえずはこのマスに関しては補修完了したので詰まりにくくなったのと、汚水が漏れださないので地中には浸透しなくなったはずです。
コンクリートマス補修工事でした。